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🟢23年10月臨時議会で起きたこと~関西電力の新ロードマップ&資源エネルギー庁の説明への「ふくいの党」の姿勢🟢

福井県議会レポート

🟢23年10月臨時議会で起きたこと~関西電力の新ロードマップ&資源エネルギー庁の説明への「ふくいの党」の姿勢🟢

予想通り、本日の臨時県議会は福井県にとってとても重要な局面となりました。

朝から夕方まで、一気に様々な情報が入ってきて、
それに対する各会派の様々な動きがあり、
県議会「ふくいの党」の僕と堀居哲郎さんとして終始、全力で考え、言うべきことを言い、私たちなりのたくさんの決断をして、姿勢を示してきた長すぎる1日でした。

正直、ヘトヘトです💦

今日起きたこととふくいの党がとった行動を、ダイジェストで整理してお伝えします。

なお、文章では伝えきれないニュアンスや想いもあるため、
この後に僕が東京でホテルチェックインし終えるはずの23時頃に
【臨時ライブ配信】
もします。何かあればそこで何でも聞いてください。

~~~~~~~~~~~

👉9:00-9:45
「県議会ふくいの党会議」

どんな話が来るかの予測と、県内の使用済み核燃料に対する僕たちの考え方を確認。

👉10:00-12:00
「資源エネルギー庁&関西電力の説明と質疑」

大雑把に言うと、以下のような方針が示された。

<関西電力>
・新たに「使用済燃料ロードマップ」(画像参照)を作ってきた


・2000トンの県外搬出方法の1つ目は、日本原燃の六ケ所再処理工場(青森県六ケ所村)の2024年上期の確実な竣工により進める、そのために関電からさらに技術者などを出向させる

・2つ目は、6月に提示したフランスのオラノ社への研究用搬出(現時点で確定は200トン)

・3つ目は、県外の中間貯蔵施設を2030年頃に操業開始してそこへ搬出

・それら搬出に向けた準備として、原発敷地内に乾式貯蔵施設を設置して現在のプール貯蔵(湿式)から移していくことを検討

・今後、原則として使用済み燃料の貯蔵容量を増やさない

・このロードマップも前提に、フランスへの200トン搬出計画は県外中間貯蔵と同等の意義があり、2023年末期限の県外計画地点の確定は達成された

<資源エネルギー庁(政府)>
・フランスへの搬出を、使用済み燃料の県外搬出を確実に行う手段の一つとして評価
・六ケ所再処理工場が2024年上期に確実に竣工するよう、政府としても全力で人材確保や指導をする
・関西電力がロードマップで描いたものを着実に履行できるように指導を行っていく
・国としても、福井県のこれまでの原子力政策への協力に改めて感謝をしたい

🟢ふくいの党が質疑したこと
堀居哲郎
・来年の再処理工場の竣工ができない場合はどうする?

関電
遅れることがないようにしっかりと進める

堀居哲郎
・電力消費地の関西にしっかり伝えて理解を進めてほしい

エネ庁
重要と認識、様々な広報活動を続けていく

※詳細は、福井県議会YouTube参照


開始位置
1:37:04

👉13:00-14:00
【テーマ①】
「ブロック塀の除却等支援の積み増しを含む補正予算説明」

予算案は添付の画像参照。

 

🟢ふくいの党の質疑
山岸みつる
・予算積み増しだけでなく、危険ブロック塀の除去の啓発も同時に進めるべきでは?


各市町とも検討しながら進める

※詳細は、福井県議会YouTube参照

【テーマ②】
「杉本知事&中村副知事が今回の説明への受け止めを説明、それへの質疑」

杉本知事
・新たにロードマップ策定や今後貯蔵容量増やさないなど覚悟を示された
・一定の回答があったと受け止めている

中村副知事
・立地の市町の首長にも共有したところ、一定の評価があった

🟢ふくいの党の要望
山岸みつる
・消費地の関西に、福井県が負担をしている原発による恩恵をしっかり伝えていってほしい

杉本知事
・我々の努力を伝えていく、国にも発信の強化を強く求めていく

山岸みつる
・ロードマップの履行のために高頻度で厳しく進捗確認を県からしていってほしい

杉本知事
・ロードマップの進捗をしっかり確認していく

※詳細は、福井県議会YouTube参照

👉14:00-15:15
「3会派より本件についての意見書案が渡される」

ふくいの党の方針を協議、決定、討論の準備。

👉14:00-15:30
「臨時議会開催のための議会運営委員会が開催」

本会議での流れが確認される。

👉15:30-15:45
「臨時議会開催のための議会運営委員会が開催」

【補正予算】

全会一致で可決。

【意見書案5号(越前若狭の会)】→否決
・福井県を最終処分地にしないという覚書を交わすことを政府に求める
(詳細は画像参照)



🟢ふくいの党の反対討論
山岸みつる
・今回の関電&エネ庁の説明を一定程度評価する
・この問題の解決に向けては相互の信頼関係が必要であり、六ヶ所再処理工場の竣工状況を見ていくべきで、現時点で覚書要請は適切でない

※詳細は、福井県議会YouTube参照

【意見書案6号(自民党福井県議会)】→可決
・核燃料サイクルの確実な実現に向けて、ロードマップに基づき各種管理や指導をすることを政府に求める等
(詳細は画像参照)


🟢ふくいの党の行動
山岸みつる・堀居哲郎ともに起立賛成

【意見書案7号(民主みらい)】→否決
・ロードマップについて、詳細を早期に明らかにし、議論を尽くして県民が納得のできる説明をすることを政府に求める等
(詳細は画像参照)



🟢ふくいの党の反対討論
山岸みつる
・今回の説明とロードマップは一定の評価をできるため、意見書全体の方向性には反対
・ロードマップの進捗を見つつ並行して議論を尽くしていくことは必要、各県議がそれぞれの地域で県民に議論を巻き起こすべき

※詳細は、福井県議会YouTube参照

~~~~~~~~~~~

以上が本日起きたことと行動したことです。

福井県全体の結論としてまとめると、
今回の説明とロードマップを受け入れた上で、杉本知事や県議会が国と関西電力の覚悟を持った遂行を今後求めていく
という意味になります。

絶対的な正解の無い話の中で、
迷いが無かったと言ったら嘘になる中で、
県議会「ふくいの党」としては、忖度なく、自分たちなりに精一杯考えて、このように動きました。

僕たちは、今回のエネ庁と関電の説明は以前より踏み込んだものであり、
一定程度評価できて、ロードマップの実際の進捗(特に来年)をまずは見ていくべきだと判断しました。

またあなたの声も、いつでも聞かせてください。

23時からの臨時ライブ配信は、Instagramか以下YouTubeよりご覧ください。
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