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🟢石川県珠洲市での災害ボランティアレポート(3月20日)🟢

活動報告

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🙇このレポで伝えたいことの結論🙇
①かなり危険もある現場という認識を
②装備は安全性優先で
③半島ゆえに復興かなり大変、長期支援を
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2024年3月20日(水)、石川県珠洲市での災害ボランティア活動に、福井県で出しているバスに乗って日帰り参加してきました。

現実を体感してきました。
今後ボランティアを検討する人の参考&自分の備忘録として、簡単にレポートを書きます。

なお、福井県では当面ボランティアバスを出し続けると思うので、
最新の募集は

👉『福井県ボランティアバンク公式LINE』へ登録
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/012480/volunteerofficialline.html

👉『福井県ホームページの専用ページ』の閲覧
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/012480/suzucityvolunteer.html

でご確認ください。

👇👇レポート👇👇

🟢4:30(朝)
福井県立大学・永平寺キャンパス第3駐車場に集合、4:45にバス発

この日の参加者は20名。
福井鉄道さんの、観光用大型バスでした🙏
福井県の若手職員さんが引率でついてくれていました。
県職員で毎日担当を変えながら引率しているとのことです。

🟢5:40
徳光PA(白山市)にて休憩

ここで昼食などを買っておかないと、これ以降は食べ物を買える機会は一切ありません

🟢道中
能登半島に入っていくと、道路・家屋の損壊がどんどん増えていく

🟢7:50
のと里山空港(能登空港)にて休憩

時間帯的に使えるのはトイレと自販機くらいです。
そして空港の敷地内の地面やモニュメントもけっこうグチャグチャになってしまっているところがあります。

🟢道中
珠洲市へ行くには能越自動車道・のと里山海道から最後に珠洲道路に入っていかなければなりませんが、補修したばかりの道路や臨時造成の代替道が非常に多いです。
そりゃあボランティア受け入れ開始にもかなり日数かかったわけだ…

🟢9:00
珠洲市災害ボランティアセンター(飯田町5-9)到着

ここを運営するのは珠洲市の社会福祉協議会の他に、愛知県や岐阜県などから運営の応援が入っているようでした。

ちなみにセンターと言っても、外に開かれたガレージです。この日はかなり寒かったです。
復興をするためにもまだどれだけ色々整っていないか…

そしてまだ珠洲市では多くのところで水道が通っていません。(発災から2ヶ月ですが、これが現実)
なのでトイレは簡易トイレです。

注意事項などの説明を聞き、「チームふくい」のリーダーを決めて、ボランティア派遣先のお宅へ。
(チーム内にはすでに何度も参加している人がかなりいました)

🟢9:40
山の際の高いところにあるお宅でボランティア開始
(ボランティア先の撮影は禁止ですので、写真はありません)

この家は本宅1階の半分以上が潰れてしまっていました。
僕の目の高さにあるのは1階屋根部分の瓦やむき出しの大きな柱。

全体としては大きく斜めに傾いている。そして全体的に崩壊箇所だらけ。
廃棄物の積み出し作業はその真下でやらざるを得ない。
もちろんヘルメットは必須。

真剣に、こう考えざるを得ませんでした。
「もし今大きな余震がきたら、全速で離れれば助かるかな?いや、多分死ぬかな」
正直本気で怖かった。

🟢11:40
嵐のような雨風でボランティア一旦終了

この日はすごい雨と冷気、風もかなり強くなり非常に厳しい環境でした。

発災直後は1月で雪もあり一層寒かったことを考えると、被災者や早期支援に入っていたみなさんがどれだけキツい環境だったのか…

🟢12:40
天候を考慮してより安全性が高い別のお宅でのボランティア再開

割れて飛散したコンクリート類の運び出し。
腕の腰にかなり負担がかかりました。

🟢14:40
作業終了、ボラセンに戻り、15時過ぎには帰りのバス発車

🟢道中
穴水や七尾も損壊住宅がたくさん目に付きました…

🟢19:30
県立大・永平寺キャンパス到着、そこから鯖江の我が家へ

🟢最後に伝えたいこと
あえて言います。
今回の地震のボランティア、かなり危険度高いです。

脅してボランティアを減らしたいわけでなく、その事実を前提にした意識を持って参加しないと事故が起こります。

僕らが作業中にもし大きな余震が来たら、
冗談でなく崩れかけていた家が倒壊して僕が潰れていました。
そういう場所でも作業します。実際にしてきました。

また運び出すむき出しの木材や金属・コンクリなども、油断したら一瞬で刺さったり切ったりします。
僕も危うい場面は何度もありました。服装やグローブ・靴は安全性優先の準備を。

2年前には福井県南越前町の河川氾濫水害のボランティアに参加しましたが、
地震による廃棄物運び出しはリスクがかなり違うことを実感しました。

でもボランティアは必要です。
というかどう見てもまだ全く足りていません。

僕が見た珠洲市は数軒に一軒がほぼ崩壊している家屋という凄まじい状況でした。

能登半島、特に最奥地の珠洲市などはどうしても行きづらいが故に一度に入れる人数がかなり限られるし、切り盛りする運営側の準備もまだそこまでいっていない。

だからこの復興は残念ながらかなり時間がかかる…痛感しました。

長い助けが必要です。
どうかみなさん、危険性への十分な意識も持ちながら、まだまだ続くであろうボランティア参加を検討していってください。

僕は今回現場で気づいたこと、注意点などを県庁の担当課と話していきます。

👇👇👇

以上です。

※このレポートは3/20時点のもので、以降のバス運行形態やボランティア内容を保証するものではありません

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