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🟢「弱視者のための黄色い点字ブロック普及促進」23年9月・予特委レポ④🟢

福井県議会レポート

🟢「弱視者のための黄色い点字ブロック普及促進」23年9月・予特委レポ④🟢

9月の予算決算特別委員会での質問おいて、最も取材を重ねて臨んだテーマです。
当事者からの切実な相談から、この質問・提案に至りました。

以下の文章は超要約版です。

質疑の詳細・映像は
YouTubeチャンネル「福井県議会【公式】」

こちらの動画でご覧いただけると嬉しいです🙇

👇👇質疑まとめ👇👇

🟢山岸からの質問・提案内容

・点字ブロックは実は全盲の方だけでなく弱視者(ロービジョン)が使っている
・弱視者にとって点字ブロックの存在を見つけるために、黄色であることと、周りの床材に対する輝度比が重要になる
・交通バリアフリー法の省令においても原則黄色&輝度比の重要性が明記されている
・県での条例やルールは?

🟢回答(健康福祉部長)

・「福祉のまちづくり条例」の施行規則と施設整備マニュアルにおいて、視覚障害者誘導するための床材については色等により周囲の床材と識別しやすい床材に限ると規定
・「やさしいまちづくり整備の手引」(強制力なし)において、体育施設や交通機関などの連絡通路の点字ブロックについて、黄色を基本とする、弱視者が分かりやすいよう、敷地内の通路の床と視覚障害者用誘導ブロック等は識別しやすいよう配慮すると定めている
・認識としては黄色や周囲と識別しやすい色であることが望ましいと考えている。

🟢山岸からの質問・提案内容

・福井県庁、県議会、福井駅前など、実際に黄色や輝度比が実現されていないところが多々ある
・視覚障害体験ゴーグルをかけて見てみたら、そういった点字ブロックは全然どこにあるかわからない
・2022年に毎日新聞の記事でも残念な形で書かれてしまった
・杉本知事のお考えは?

🟢回答(杉本知事)

・弱視の方が点字ブロックを使われるというような状況についても今十分に認識をした。
・平成8年に福祉のまちづくり条例をつくり、基本的に黄色、コントラストのはっきりした点字ブロックを使っていくことを明確にした。
・県が管理する道路に附随するような歩道の85%は黄色の点字ブロックになっている。
・これから新設や補修にかかるようなところはもちろん黄色を中心にしながらコントラストをはっきりする。
・そうでない既設の歩道やこれから設置するような施設などについても、修繕の前倒しをするなど色々工夫をしながらできるだけ早く全体的に整備ができるようにする。

🟢山岸からのコメント

・条例の手引という一番最下層の文章にしか今「黄色」が入っていないので、手引からもう一段上の施設整備のマニュアルにも黄色という文言を記載いただきたいということを要望しておく
・県庁内や駅前など黄色になっていないところに修繕を、やれるところはぜひ早めにやってもらえると嬉しい

🟢後日談(議会後に障がい福祉課さんと話しました)
障がい福祉課さんが今後全庁的に点字ブロック設置には黄色が使われるように、各部署に通知を出すと言ってくれました。

また、条例の整備マニュアル(強制力あり)に黄色と明記することについても、
福祉のまちづくり協議会に意見を聞くところから始めてみてくれるとのことでした。
本当に本当にありがとうございます。

👇👇👇

以上です。
引き続き全力を尽くします。

👀補足:予算決算特別委員会とは👀
通称「予特(よとく)」。一問一答で、一般質問より柔軟に質疑が可能な機会。
※福井県議会の場合

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