「鯖江市長選挙2024について」

このような投稿をすることに賛否があるのは承知しています。

しかし、私は今回の市長選について説明する責任があると思っており、ご批判も覚悟の上で書かせていただきます。

ご興味のある方のみお読みください。

本日９月２９日１７時をもって立候補届が締め切られ、立候補は現市長のみであったため無投票による当選が確定しました。

今日までの間に様々な鯖江市民の方々から
「市長選挙に出てほしい」
という声をいただきました。

４年前の前回市長選挙に私は立候補して戦いました。
そのような背景と、現在の市への不安から私に声・期待をいただいたのだと思います。

まず、そのような期待を私に持っていただいていた方々には、
期待に沿った選択をとっていないこと、大変申し訳ございません。

そして「選挙」という意味では、本来無投票は市民にとって望ましい形ではないとも思っています。
鯖江で政治に深く携わる者として、無投票という形になったことを全ての鯖江市民に大変申し訳なく思います。

本音を言います。
とても悩み苦しみました。

特に７～８月頃は届く声もピークだった時期で、
毎朝毎晩そのことを考え悩み、重い心持ちの毎日でした。

１年半前にいただいた県議としての立場を辞してやるべきなのか。

周りのみんなの「望み」はそれぞれあれど、
そこに正しい「答え」なんてなくて、
ただただ自分が決めるしかない。

「後悔」ってなんだろう。どっちが後悔になるんだろう。
自分が一生かけて目指したい政治と社会のあるべき形に向けて、どの選択が最適なのか。
自分がやりたいことは何なのか。

そのような苦悩を何千回・何万回と経て、
私は昨年「県議」になって挑戦していくと決めたことを変えないことを決め、
今回の鯖江市長選挙には出ないことを決めました。

なぜ？

と聞かれたら、答え方はすごく難しいです。

論文並みの膨大な理由書を作ることもできますが、
自分にとって本当に大切な本質は、実はシンプルな気もします。

それは、
「自分の心がそう言っているから」
です。

私の心は今、毎日四六時中
「この社会を、福井県を、鯖江を、どう政治から良くするか」
「そのために県議としてもっとこれをやって、あれをこうして…こういうことをしていきたい」
「ふくいの党として、これをもっとこう仕掛けて…変えていって…」
そんなことに一心不乱です。

「なら市長としてやっていけば良いじゃないか、市長の方ができるのでは」

これは色んな人からよく言っていただいた言葉です。
そう…とも言えるのかもしれない。
けれど、自分の中ではしっくりこなかったのです。

文章がだいぶ長くなってしまいました。

ここまで読んでいただいた、きっと私にとって大切なあなたに最後に伝えたいこと。

１年半前にいただいた11,297票の想いを胸に、
「福井県議会議員」として一層しっかり頑張らせてください。

見えている課題はたくさんある。やらねばならないことがある。

これは自分の中で決して逃げの選択ではありません。攻めの選択です。

もちろんこの決断の背景に、
現市政との密約・忖度・しがらみなどは一切無いです。

もしかしたら、
「今回の市長選に出ないなんて、全くの期待外れだ」
と見限られてしまった方もいるかもしれません。

けれど、
そのような方が少し先の未来において
「あのとき県議を続けて良かったのかも」
と思っていただけるようにします。

後悔させない未来をあなたに見せてまいります。

そして「鯖江」に対してのこと。

市長選に出ずに県議を続けるということは、
決して４年前の市長選のときより鯖江への想いが薄くなったということではありません。

むしろ逆に、
今回出ないと決めたからこそ、今の体制のもとで鯖江がもっと良くなる方法を全力で模索します。

佐々木市長をはじめ鯖江市役所の方々
鯖江のまちのために頑張る全てのみなさまと
一層本気で連携し、今市民の方が感じられている不安の原因課題を解決し、
必ず鯖江をもっともっと前向きに生きられるまちにしていきます。

すでに色々と動き始めています。必ず形にしていきます。

また、あなたが何か自分では解決できない困難に直面したとき。
鯖江の方はもちろん、県内の全てのみなさま、今まで通りいつでも遠慮なく相談ください。

鯖江のみなさま。
どうか「オール鯖江」で最高のまちを一緒につくっていきましょう！

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