昨日11/26（水）に、知事と福井県議会議員たちとの臨時の全員協議会が開催されました。
私たち「県議会ふくいの党」として知事と話した内容、また県民のみなさまへお伝えしたいことを記します。
👇️👇️前提👇️👇️
これまで政策は是々非々で議論し修正を迫ることもありましたが、
私たちとして杉本知事の政策方針・県政運営の全体に尊敬の念をもっていました。
だからこそ、
「お辞めになるにしろ、最後まで筋は通して県民に正面から向き合てほしい」
という思いで協議会に臨みました。
👇️👇️県民の声の収集👇️👇️
この件は突然でどう臨むべきか整理しづらかったからこそ、
事前に短時間でしたが私のSNSや一般投稿などから県民の声を集め、限られた時間で何を話すべきか準備しました。
集まった声は、本当に様々でした。
🔴批判的な声
「悲痛な思いをした職員のことを思えば、辞任は当然」
「今辞めるなら６月段階で辞めるべきだった」
「どんなに良い政策をしてきても、セクハラは言語道断」
「具体的な内容が不明な状態での辞任は無責任、逃げだ」
など
🔵擁護的な声
「潔い」
「良い知事だったから残念」
「辞めないでほしい、再度頑張ってほしい」
「知事を信じてやまない」
「辞任するほどのことなのか」
「軽口はあったのかもだが知事は悪くないはず」
「セクハラ通報者の受け取り方の問題では」
「知事は嵌められた」
など
実は、想像以上に擁護的な声が多かったです。
加えて、多くの方が言っていたのは
「今の情報では何が何だか分からない、ちゃんと知りたい」
ということです。
👇️👇️考えたこと👇️👇️
これらの声なども見ながら私たちが最も感じたことは、
『これは危うい状況だ』
ということです。
なぜなら、知事を擁護したい人も批判したい人も、
とにかく全員が今「憶測」でしかものを言えない状態であり、その結果として前述の通り通報者への疑念や攻撃的な矢印まで出てきているためです。
「事実」の認識が人によって違う中での憶測・疑心暗鬼などは分断や対立を煽ります。
年明け以降に特別調査委員会による調査結果が出れば、
知事が起こした「セクハラ」と「内部通報」の内容は明らかになってくるとは思います。
しかし、知事がその調査結果を待たずに辞めるなら、
公人であるうちにある程度起きたことを自ら明るみにしないと、
知事の辞任判断への適切な捉え方が誰もできません。
もう少し柔らかく言えば、
知事を応援してきた人にとってもどう捉えて良いか分からず、気持ちも宙ぶらりんなまま次の知事になりますし、
批判的な意見についても憶測による過大/過小なものが飛び交います。
👇️👇️知事に話したこと＆知事の答え👇️👇️
🟢要望①
だからこそ私たちは昨日の協議会で、上記の前提も伝えた上で
『通報者の情報が特定されない言い方で、どういうことをしてしまったために続投すべきでないという判断になったのか、ある程度具体的に県民に示してほしい』
と知事に強く説得・要望しました。
しかし、残念ながら答えは
『詳細は差し控える』
という変わらないもので、そこは心から残念で悔しく思いました。
知事に「通報者側から具体的なことは公表しないように要請があったのか」ということも確認しましたが、
それは無く知事の自主的な判断ということでした。
🟢要望②
どうしても「具体的な中身」を明るみにする前にお辞めになるのであれば、最後のお願いとして、
『杉本知事本人としては今回のことを県民がどのように受け取って判断してほしいか、ちゃんと県民へメッセージを言ってほしい』
と伝えました。
それに対して杉本知事から、謝罪も含めて多々お言葉をもらった中で、明確に仰ったことは
『通報した職員は「被害者」である、なので通報者を批判する・疑うようなことはやめていただくようにお願いしたい』
とのことでした。
👇️👇️最後に👇️👇️
私は、知事がある程度の事実を示さず今すぐにお辞めになろうとしていることはやはり全く納得できません。
応援してきた県民、一緒に県政を進めてきた職員さんなどの仲間たちがある程度納得感をもって次に進んでいくためにも、辞めるならある程度の中身を示してあげるのが筋だと思います。
例えもしそれがかなりきつい内容なのだとしても、
それに対しての受け止め方はそれぞれあるでしょうけれど、杉本知事が６年半で実行してきてくれた様々な政策自体の成果・評価は消えません。
このことだけは知事が思い直してもらえるように、辞任のその日まで切に願い続けます。
そして最後に県民のみなさまへお願いです。知事自身が昨日
『通報した職員は「被害者」』
と明言されたことが現在分かっている唯一の事実として、各種言動や発信については細心の注意を払っていただくよう、
関係者のためにも福井県の未来のためにも、心よりお願い申し上げます。
福井県議会議員・ふくいの党
山岸みつる
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