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🟢知覧の特攻隊員「穴澤利夫」少尉の記憶をもつ少年(福井県鯖江市在住)とお母さまの話を聞いて🟢

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昨日、令和7年4月19日は忘れがたい1日になりました。

これから書く話は「馬鹿げた作り話」と思われるかもですが、むしろ使命感もありあえて書きます。

※投稿についてはご本人たちの許可をいただいています

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僕にとってこの話の始まりは今年の1月頃でした。

私もよく知る
谷樹里さん
(鯖江市在住・越前市でカフェ「Hugpopo」を経営)
@juling0622
のSNSで、何やら今までとかなり毛色の違う投稿がされるようになって。

何やら
10歳の息子さんに特攻隊員として記憶が明確にあることがわかり、知覧や靖国神社など関連場所を訪ねていっている
…というようなもの。

最初は
「え?え?」
って感じでしたが、谷さんを知っているからこそ、
嘘でそんなことをしている人ともとても思えなかったのです。

そんな中で、谷さんが意を決して全てを話すために、
「現代を生きる特攻隊員~私の息子は穴澤利夫 少尉の生まれ変わり」
という講演を初めて越前市・万葉菊花園で開催されるとのことで、参加してきました。

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谷さんの話が始まってすぐに、本人である10歳の息子さん常佑(じょう)くんが現れました。

野球の練習があったそうで遅れて来たとのことで、それを聞いて子どもらしくて安心しました笑

そこから実際に自分の目と耳で見て聞いたじょう君と谷さんの話をどう書きまとめるか、難しい…

ただ確信したことは、
「この子は間違いなく穴澤少尉なんだ…」
ということ。

ちなみに穴澤利夫さんは、
特攻前に婚約者の伊達智恵子さん宛てに書いた手紙が後に
「世界一美しいラブレター」
と評されたことで有名な、知覧から飛び立った特攻隊員さんです。

穴澤利夫少尉のことはぜひ検索してみて手紙も読んでみてください🙏

詳細は書きませんが、谷さん曰く、じょう君が幼少期の頃から好きな人の名前を
「ちえこ」
と繰り返してきたところから、今振り返ればすべてはつながっていたそうです。

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じょう君と谷さんからの講演、その後の個人的なアフタートークでたくさん話を聞かせてもらったこと、ちょっとだけ書きます。

👉️①
「ママ違うよ、特攻は悲劇じゃないよ。僕は大切な人を守るために飛んだんだよ。」

深くて重い言葉だと思います。この言葉をどう捉えるかは人それぞれだとは思いますが、
当時の方々が散ったことを現代の僕らが「悲劇」という言葉で一方的に片付けるべきでないと思わされました。

👉️②
手紙の中の「観たい画:ラファエル 聖母子像」の真意

これは、当時「検閲」などの恐れがある中で、
「智恵子との子どもを、智恵子が抱いている姿を見たかった」
という思いを、そのまま書くと特攻への後悔のようにとられて引っかかる可能性を考え、
聖母子像を観たいという形にしたそうです。

10歳のあどけない少年が、
穴澤利夫少尉の手紙の隠されたそのような真意を淡々と、そして智恵子さんへの愛情を込めながら語る姿、想像してみてほしい。
信じられないような信じるべき光景が僕の目の前にありました。

👉️③
死の瞬間

目標である沖縄の洋上のアメリカ軍に迫ってから散るまでの様子も克明にじょう君が語ってくれました。

空から見えるアメリカ軍の状況、両翼に弾があたり目標空母まではもう届かないことを悟り、そこから目標空母の近くの海上へ落下していく間の行動、思ったこと、最期の瞬間まで。

👉️④
「特攻隊員として、現代の私たちにどうしていってほしいか」

この質問に対しての答えは「そんなことはわからない」だそうです。
ただ、
「今ごはんを食べていて美味しいと思えるなら、それでいいんじゃないか?」
ということでした。色々なことを思わされました。

👉️⑤
「七生報国」

僕はじょう君との別れ際に、どうしても伝えたくなり
「この国の人たちのために命を懸けて戦ってくれて、本当にありがとうございました」
と伝えました。

そしたらじょう君はすぐに一言。
「僕は上官から、「七生報国」という言葉を教わってきたので」
という言葉を返してくれました。

僕はその言葉の意味がわからなかったのでその場で調べて、「なるほど」と思いました。
10歳の少年から教わったこの言葉を、僕は二度と忘れないと思います。

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他にもじょう君の生の言葉などたくさん書きたいですが、これくらいにしておきます。

谷樹里さんと常佑くんの親子の一連の話はこれからどんどん表に出てくると思います。(数ヶ月前に谷さんが意を決して表に出し始めたばかりの話で、取材や研究が始まったところだろうです)

その意味で、このタイミングでゆっくり話を聞けて幸運だったと思います。

現代を生きる特攻隊員の話。
この投稿のみで信じる信じないは人それぞれでしょうけれど、何を聞いても穴澤少尉本人としか思えない彼の話。
聞く機会があったらきっと色々なものを感じてもらえるのではないかと思います。

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